『三宅町の財政分析』ができました

投稿者: | 2020年3月13日

2017年5月、初村尤而さんを講師に「そもそもから学ぶ自治体財政」学習会を行いました。それを契機に、自分の住んでいる自治体の財政分析をする技術・能力をつけようと2018年4月に初村尤而さんを講師に数名が参加して学習会をしてきました。当初、毎月学習会をする予定でしたが、諸々の行事が重なって学習会が延び延びになり、また、独りで自分の自治体を分析する困難さもあって、少し時間がかかっています。

今回、池田年夫さん(三宅町議)が「三宅町の財政分析」を作成されました。他の参加者も完成までいこうと頑張っています。「今までは単年度の予算、決算しか見ていなかったが、財政分析することで経年変化も分かるようになり、例えば衛生費がなぜこう増えているだろうかと気づくようになった。」との感想も出ています。財政分析は地味な作業が続きますが、やれば値打ちのあるものです。我が家の家計の分析と同じです。

池田年夫さん  三宅町の財政分析の冊子が出来上がりました。2000年(平成13年)から2017年(平成19年)までの決算カードを総務省のホームページからプリントアウトし、わかりやすく編集しました。
 内容は、三宅町の人口の変化、地場産業であったグローブ産業の成り立ち、財政では資金繰り・借金と預金・財政の現状、良くなった理由と弱み、職員の人件費、議会費の変化(議員)、住民の生活に係る民生費と衛生費、同和対策事業の変化、国民健康保険財政の現状、2017年度に三宅町が行った事業と事務事業(公報より)、18年間の主な事業、決算カードの数字等からなっています。住民の皆さんからは「よく作ってくれた」「よくわかる」という声が寄せられています。
 三宅町が総理府から過疎地域に指定され、今後、複合施設などを建設した場合、町の財政がどのような状態にあり、どのようになっていくのかが気にかかり、冊子を作りました。三宅町が計画している複合施設の建設、町道1号線の拡幅、野球グローブ100周年事業等が注目されます。今後、過疎債が継続されるのか、廃止になるのかによって、住民負担がどうなるのかが今後の課題になります。また、政府は小学校の生徒に対してパソコン使用の教育を強化しようとしています。パソコン等については政府から補助金が出るにしても、設置費用等については各自治体持ちになるのではないでしょうか。  

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