自治体学校に参加して・・

投稿者: | 2023年9月17日

 川本雅樹(奈良自治研副理事長、御所市会議員)

7月22日、23日の2日間、岡山市で開かれた第65回自治体学校に参加しました。

記念講演の最初は、中山徹・奈良女子大学教授で、「自治体を巡る状況とどうすればいいのか」と題して話されました。投票率を上げることは、政治や社会を変えたいという票が増えることで、地域を破壊から守りたいという票が増えること。地方政治を変える条件は、投票率の上昇であり、女性、若者の投票率が上昇することだと喝破された。具体的には、2022年6月に行われた杉並区長選挙で、立憲、共産、れいわ、社民などが推薦する岸本聡子さんが当選したが、前回の2018年と2022年を比較すると、全体の投票率は32%から37.5%に上昇した。うち男性は、31.7%から36.8%へ、女性は32.3%から38.2%に上昇した。政策を、女性、若者にどう伝えるのかが課題となっているとのこと。

記念講演の2番目は、杉並区長の岸本聡子さんで、「公共の再生」・「草の根の民主主義と自治」を掲げて立候補し、多くの住民の支援を得て当選した、と。そして、行き過ぎた市場化・民営化を見直し、公共財を取り戻す住民運動が活発になっているとのことです。

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