
6月29日、大和郡山市市民交流館で「自治体財政の基本を学ぶ」学習会を行いました。講師は初村尤而さんで、2018年4月の前回学習会以来、6年ぶりに講師に来ていただきました。初村さんは、高齢者となり都市行政コンサルタントはもうしていないのですが・・・と言いながら、講義を始められました。参加者は14名でした。
暮らしと財政 財政とは権力団体の経済
「市場経済と財政」の図を示しながら、家計(家族の幸福)、政府(暮らし・人権の保障)、企業(利潤の獲得)の3者の関係を説明。市場原理と財政原理は異なっており、財政原理の権力性を強調されました。
税金の使い方はみんなで決める 財政民主主義
財政民主主義には、①租税法律主義 法律で決めない限り、誰でも税金を徴収されないという原則、②ルールに基づく予算・決算制度 歳入歳出は一定の財務制度に則って決めなくてはならない原則、③住民決定・住民参画 住民の代表の議員が議会で決める。この三つの原則がある。
財政民主主義としての自治体予算決算制度
予算決算制度の理念と目的は、「住民によるコントロール」であり、「わかりやすさ」を求めているが、現実とのギャップを埋めるための多くの例外があり、これが予算を分かりにくくしている。予算の原則には、総計予算主義、単一予算主義、会計年度独立、予算限定、予算事前議決、予算公開、予算統一の原則があるが、それぞれに例外がある。
この後、予算決算のしくみ、決算カードの説明と進んだところで、講義は終了しました。
講義終了後、多くの参加者が自治体財政をさらに学ぼうと、初村さんの「新版 そもそもが分かる自治体の財政」を注文されていました。自治体財政は複雑です。1回の学習会で完結できるものではありません。読書会をして、勉強を継続できればと思いました。
(文責 城)